ahq-esports対sunsister戦に学ぶキングスロウの試合を有利に運ぶ動き

ahq-esports対Sunsister戦に学ぶキングスロウの試合を有利に運ぶ動き

 

今回の記事では2017/4~2017/7月末までに開催されているOverwatch Pacific Championship2017の4/16に行われたahq-esports対Sunsister戦の中でahqのキングスロウ攻めで第1を取れることが確定した後から第2を取るまでの流れが面白かったのでその動きをまとめようと思います。

BlizzardZHTWのライブビデオをwww.twitch.tvから視聴する

動画としてはこのリンクの4:45:30あたりからahqの攻めが始まります。

 

まずキングスロウ第2の知っておかなければならない前提条件を説明します。

キングスロウ第2になった時点で攻め側はリスポーンが近く、守り側はリスポーンがとても遠くなります。そのため防衛側がキルをとられるとリスポーン差の関係で不利になるため下がらざるを得なくなります。大体第2の最終地点まで行ったあたりでお互いのリスポーン地点から交戦地点の距離が同じになります。

 

また第2では多くて2回少なくて1回の集団戦を起こすことが可能です。そして2回目の集団戦を起こすために必要な条件は

f:id:sanma232:20170417211201j:plain

この画像のトレーサーが立っている角より前にペイロードがある状況で当たらなければ2回集団戦を起こせません。(一応この一つ先の角で当たった場合、最終当たることは不可能ではないですが4人や5人で当たることになります。)

f:id:sanma232:20170417211147j:plain

多くの場合この画像の門の下か上の画像の角で当たることが多いですね。

そしてサンシスターは先攻めだったんですが第2の最終で止められていました。そしてahqが第1を取った段階で4分30秒の時間が残されていました。大体この時間残されていれば4回ほど集団戦が起こせますが前の角で当たれば1度集団戦に負けてもすみます。しかしそれ以降で当たることになればサンシスターは4度の集団戦を凌がなければ敗北になります。以上が試合の前提条件になります。

 

上のクリップは第1拠点が取れることがほぼ確定した後の30秒の交戦です。クリップに沿って話を進めていきます。ゲージを見ればわかると思いますがahqは拠点をとり切る前にどんどん前に詰めてます。

SSAのラインハルト、ザリア、Dvaが第2の奥の方にいますがahqはアナとルシオを残してゲージを2/3進めた状態で他のザリア、Dva、ハルト、ソルジャーが前に詰めています。そしてこの時点でサンシスター側はソルジャー以外が1箇所に固まっていてルシオは少し遅れてリスポーンしてきます。ソルジャーはカメラに映っていなかったのでわかりませんがおそらく有利ポジを取りに行っていたと思います。この時点での当たりあいではahq4人対SSA5でサンシスター有利です。

しかしここでahq側はリスクを取ってでもキルを狙いに行くメリットがあります。ここでキルを取ることでリスポーン差を生かして相手の集団戦を起こせるタイミングを遅らせることができます。1回目の集団戦を遅らせることによってもし第二ポイント1回目の集団戦を勝つことができれば2回目の集団戦を6人揃わない状況で当たることをサンシスターに強いることができます。

 

クリップの3秒あたりでahq側のラインハルトがめちゃくちゃと思われるようなチャージをしています。こういうチャージをすると確実にラインハルトは生き残れません。しかしここでデスを取られたとしてもデメリットとしては相手にウルトゲージを与えるくらいでペイロードはそこまで進んでないため復帰後ペイロードを押せば良いです。

こういうデスのデメリットはXQさんのブログにまとまっています。

なぜ下がらないのか – Happy Hobby

 

この記事の場合は集団戦が起こる前のデスによる時間ロスのことを言っていますがこの場合カートをほとんど押していないのでまだ集団戦が起きるまでの時間が遠いです。そのためデスした時の時間的デメリットが小さいです。

そしてここでキルを取るメリットは上で書いたとおりです。だからここで相手側が落とされたら最も痛いキャラ、アナを狙ってチャージして有利な1vs1交換を成功させています。この場合チャージを当てて確実にキルを取れるキャラがアナしかいない、なおかつピックできると美味しいのでアナを狙ってチャージしたと思われます。

 

そしてここでチャージした瞬間にキャプチャの進行が2→1になっているのがわかります。おそらくチャージした報告が入って拠点のルシオが前方まで加勢に行っています。なぜアナではなくルシオが加勢に行ったかと言うと

1.相手のルシオを落とした場合こちらにルシオがいると確実に相手は逃げられないため逃げる相手をディレイをつけてキルを取ることができる。

2.逆にこちらが不利になった場合もルシオのスピードで逃げることができる

3.アナはあのポジションからでも少し下がって射線を通せば回復が回せる

以上の理由からアナではなくルシオが加勢に行っていると思います。

最終的にahq側はラインハルト、DvaのメックがピックされSSA側はDva以外のハルト、ルシオ、ソルジャー、アナがピックされています。最も遅くピックされたのがソルジャーでその時点でペイロードはずっとアナが押していたため第2地点の1/3ほど進んでいます。この時点でSSAが集団戦を起こせる回数は残り1回になりました。

 

次のクリップは2回目の集団戦です。ここで勝利してahq側はこのマップを勝利しています。

 

 

この試合の場合相手を前に追いつめたタイミングで4vs5と不利だったんですが(ahq側はチャージの4秒ほど後にルシオが来てる、かつアナの射線が通る位置ならヒールも遠距離からもらえる。)強引なチャージでワンピックをとったのち相手ソルジャーが離れてたため火力差を生かして相手を倒しきっています。

もちろんこの場合倒しきるのがベストですがここで倒しきれなくても1vs1交換をできるだけでリスポーン差と次の集団戦の時間の遠さをいかして有利な交換になります。

またこの試合の場合全員がリスポーンした時点で第1拠点でのリスポーンだったのですがもし相手のリスポーンが前と後でばらけてた場合、よりこのリス狩りが楽になってました。特にルシオが後ろ沸きだった場合はスピードの差を生かすと確実に相手は逃げられません。

 

今回はキングスロウでの話を取り上げましたが同様なことはウォッチポイントジブラルタル第1から第2に移るときにも言えます。

f:id:sanma232:20170417211232j:plain

第1をとった後に上の画像のリスから湧いてくる前リスの相手をリスキルしにいくのは野良でもよく見られる光景ですね。

 

今回の記事で言いたかったことは中途半端に詰めてくる相手に対してアナ以外全員で前に詰めてリス狩りをして集団戦を遅らせる、また前リスか後リスかそして誰のリスポーンが遅いかを見て前に詰めることは重要な動きではないか?また強引にキルをとりに行くことはリターンを考えると1vs1交換になったとしても大きな価値があるのではないか?ということを考えて記事にしました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。意見がありましたらコメントでいただけたらありがたいです。

 

追記1

ナチュラルズ北海道のルシオ、Gizzardさんからの意見をいただきました。

確かにDPSがトレーサー、ソルジャーなら移動速度差をつけてかなり相手を追いつめてリスキルできそうです。その場合のタンクはDvaとウィンストンがよさそうですね。

当記事は2017/4/17に書かれたものです

The following two tabs change content below.
sanma3

sanma3

たまに記事を寄稿させてもらってます。
sanma3

最新記事 by sanma3 (全て見る)