元USG Iridata サポートClaire選手のチームプレー解説

この記事は3部構成の2部目です。
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今回はルシオでチームプレーの際何を心がけているのか?どうすれば集団戦に勝てるのか?についてです。

sanma3(サ)、Claire選手(ク)

ポジショニング

ク:基本的にポジションはメインタンクとメインヒーラーの中間にいる意識です。ルシオの現在のメタの主な役割は

  • メインヒーラーを守ること
  • Dva、ウィンストンなどをスピードでサポートすること

の二つがあります。これは完全に僕個人のルシオのやりかたですが、僕は全部が全部メインヒーラーを守っているわけではありません。タンクをスピードで活かせる時は活かしたいしヒーラーを守れる時は守りたい、わがままだけどどちらもやりたいですね笑。そのどちらも対応できるポジションとして基本はヒーラーとタンクの間を意識してポジショニングしています。

味方のヒーローの位置を変えられるスキルはルシオのスピードブーストのみです。そのため前にスキルを使って突っ込んでいったウィンストンやDvaなどを生きて返せるのはルシオしかいません。自分が前に出ていって他のヒーローを下げさせることは重要なルシオの仕事です。大会を見ててもいまいち分かりにくいですがそういった仕事をできる位置どりをすることは現在のメタで非常に重要です。

今のメタではウィンストンとDvaが非常に強いです。その2人をサポートするためにもスキルを使ってウィンストンが前に突っ込んでいったらキルを取るためにルシオも一緒に突っ込むし帰る時は一緒に帰る。ヒーラーを守る時もある。そのどちらの仕事もこなせればベストです。

またダイブ編成の場合大体狙われるのはメインヒーラー、メインタンク、サブタンク、ゲンジあたりです。そしてメインヒーラーを真っ先に落とせれば非常に大きいです。そのため当然ですが強いチームほどゼニアナなどのメインヒーラーを守っているし落とされないように警戒しています。

そしてまた攻める側も毎回メインヒーラーを狙うわけではありません。メインタンクを狙うこともあればソルジャーを狙うこともあります。フォーカスが変わっているのにずっとメインヒーラーのそばにいることはできません。大体ウィンストンが奥に飛んできたらメインヒーラーフォーカスだし前に飛んできたらメインタンクフォーカスです。そうやって相手が誰を狙っているかを見ながら僕はそのヒーローを生きて逃がせるようにサポートすることを非常に意識しています。相手のフォーカスを見ながら誰をカバーするかを変えることが重要です。

メインヒーラーを守れる時もあれば守れない時もあります。当然ですがウィンストン、Dva、ゲンジ、トレーサーに狙われたゼニヤッタをルシオ一人で守りきることは不可能です。そのためあえてゼニヤッタを守らない位置どりをすることもあります。

ゼニヤッタを守ることを諦めてゴリラにくっついてスピードとヒールを回しながら火力を出させて相手にダメージを与える方が集団戦に勝てることもあります。これはルシオに限らず全ヒーロー共通の重要な考えなのですがメインヒーラーを守ることにとらわれず味方を捨てて集団戦に勝てるならそちらの行動をすることの方が重要です。

今のメタは3タンクメタの時代と違ってメインヒーラーを守っているだけで勝てるようなメタでもありません。ヒーラーを守っているだけで勝てるならずっと守っていますがそうでもないため、守ることにとらわれずにゼニヤッタを囮として使うような作戦もありでしょう。

相手がゼニヤッタ一人をやっているうちにこちらが相手のゼニヤッタとウィンストンを落とせれば集団戦に勝てます。

 

3タンクの場合のポジショニング

ク:これまで説明してきたポジショニングはお互いがダイブ編成だった場合のポジションです。ルシオのパッチが入るまで3タンクメタでその時Iridataではルシオを今メインタンクのNovadyさんがやっていたのですが、パッチが入り色々話し合った結果僕がルシオの担当になりました。

当時ルシオのオーラは30mあってずっとアナを守っていれば勝ちやすいメタでした。今のメタだと3タンクの場合ヒーラーがアナルシオになると思いますがその場合はハルト、もしくはソルジャーにくっつくポジションをとっています。これも前に話したように相手が誰を狙っているかをみてその狙われた人を逃がせるようなポジションどりをしたいですね。ウィンストンが前に飛んできたらハルト狙いだからそこにカバーにいって、ソルジャーのところに飛んできたらソルジャーを逃がしてあげましょう。

サ:ソルジャーは自己ヒールとダッシュがあるからカバーに入る意味なくないですか?アナを守るべきだと思ったのですが

ク:ソルジャーは確かに自己ヒールがありますがヒールを置かなくてもいい状況をルシオが作れることが大きいです。また相手がダイブだった場合ダイブがやられるのが嫌なことがずっとソルジャーに火力を出されることなのでルシオがカバーに入ればソルジャーを生かし続けることができます。またアナはゼニヤッタと違い回復瓶とスリープダーツという強力な自己防御スキルを二つ持っています。そのためゼニヤッタほどカバーに入る必要がありません。しかし、イメージとしてはアナ、ソルジャーどちらにもカバーに行けるポジションがベストです。

 

集団戦前、集団戦中にやるべきこと

ク:まず僕は集団戦に入る前に味方がなんのウルトを使うのか?どこであたりたいのか?どういうことをしたいのか?を確認しておきます。そしてそれをカバーできるような位置どりをすることを心がけています。ゲンジに龍撃剣があれば近くにいてスピードブーストをかけて一緒に突っ込むし、逆に相手を引き込んで迎え撃つような感じならそれをできる位置どりをします。また先ほどの話と同様に乱戦中にゼニヤッタをカバーすることも重要ですがゼニヤッタを見捨てて味方がキル取れるようにカバーすることで集団戦に勝てそうならそうします。重要なことは誰かを生かすためにカバーに入ることではなく集団戦に勝つことです。なにがその時のベストな行動なのかはチームや相手の状況によって変わってくるためこれといったベストアンサーはありません。

 

ルシオを出さない時はどういう状況?

ク:この前のGeforce CUPでは花村第2で3サポをやっていましたが3サポをやる前はアナゼニで守っていました。なぜアナゼニで守っていたかというとルシオアナで花村で守ろうとするとアナとルシオのヒールがどちらも届きにくいと感じていました。そして花村第2が地形的にスピードを生かせなかったためゼニヤッタを採用しました。

サ:アサルトマップだと押し引きがあまり激しくなく全体的にスピードが生かしづらそうですけどなぜ花村だけアナゼニにしたのでしょうか?

ク:例えばボルスカヤやアヌビスだと相手が来る方向がある程度決まっていて広く位置取れます。しかし花村だと相手がばらけてきて味方も同様にばらけるためルシオのヒールを行き渡らせづらいという問題があります。アヌビスやボルスカヤはソンブラが出て来る場合があるためソンブラのウルトにスピードブーストで対応できるためルシオは必要です。大会でやってみた感じ3サポだとルシオはヒールを気にせずにゴリラにずっとくっついたりとフリーで動きやすいです。

ルシオを採用するかしないかの基準はルシオの円に味方を入れられるか?スピードを活かせるか?の2点です。ウォッチポイントジブラルタルやドラドの第2守りだと高低差がありルシオのブーストを届けづらいためアナゼニマーシーを結構やっていますね。

ファラマーシーが減ったのもパッチが入りルシオの円が30mから大幅に小さくなったことが理由にあります。マーシーが空を飛んでいたとしても球を避けるのにルシオのスピードブーストの恩恵は大きかったです。

弟3部 大会解説へ続く
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