敵をキルすることと同じくらい大事な仕事 その2

以前の記事で敵のフォーカスを集めながら生き延びることは敵をキルすることと同じくらい重要という記事を書きました。

今回はその発展としてそもそもOWでできる仕事とは何か?そしてそれをどうやって行っていくのか?ということについて書いていきます。

そもそも仕事とは

  1. 敵(シールド、タレット)にダメージを与える
  2. 敵をキルする(ラストヒットを取る)
  3. 敵を仕事させない
  4. 味方をヒールする
  5. 味方にヒールされる(ヒーラーのウルトゲージを貯めさせる)
  6. 味方を仕事させやすくする

大雑把に分けるとこれくらいの仕事があります。今回の記事で最も言いたいのは1番の敵をキルすることは最も直感的にわかりやすい仕事だけどそれだけが重要なことではないということです。

それではひとつづつ解説していきます。

 

1と2は主にDPSの仕事です。どのキャラクターを使うかによってどちらの仕事が得意かも変わってきます。

1番のダメージを与える仕事は継続的にダメージを与える事ができるヒーローが得意です。代表的なのはソルジャーですね。逆に2番のラストヒットを取るのはトレーサーやゲンジのほうが得意です。瞬間的な火力、高い機動力をいかして体力の減ったキャラにとどめを刺すことをトレゲンならできます。

 

3番は以前の記事で紹介したとおり、相手のフォーカスを集めながらいかに生き残るか=相手DPS二人に仕事させず実質的な人数差をつける仕事や、相手のDPS、サポートをタンクで仕事させないことも含みます。

タンクで相手を仕事させないことは以前むかいさんのインタビュー記事で書いたように相手の最も仕事しているキャラ、例えばソルジャーだったらウィンストンやDvaで止めに行く、ファラマーシーが暴れていたらマクリーで動きにくくさせたりDvaで弾を消すという仕事が出来ます。ここで重要なことは相手をキルできなくても仕事をさせなければまだイーブンに持ち込めるということです。相手の最も暴れているキャラクターを止めて5vs5にもちこめば相手をキルできなくても十分です。

先日のOWWC日本代表は対スペイン戦で3map目からEnvyUsのハリー・フックがDvaからソルジャーにピック変更して持ち前の追いエイムで大暴れしていました。

日本代表はAktmがソルジャーからゲンジにピック変更をしてウィンストンとフォーカスを合わせることでハリー・フックを抑え4マップ目を守りきり3-1で勝利しましたがこれも相手の暴れているキャラクター1体に対してアンチヒーロー2体を出して抑えることが成功したパターンですね。

この試合中Aktmはずっとソルジャーを出していたのですが4map目の最後で初めてゲンジを出しました。上のクリップではハリー・フックは強力なエイムで相手にプレッシャーを掛けていますがトレーサーとゲンジにフォーカスを浴び倒されています。日本代表はゲンジを出した後ずっと最初にハリー・フックのソルジャーをフォーカスし仕事させないようにしてスペイン戦を勝利することができました。

 

4番は味方を文字通り味方をヒールすることです。

 

5番は人によって理解度がまちまちなのですが主に味方にソンブラが出てきたときに理解度の違いがはっきりと現れます。

OWWCプレーオフの対オーストラリア戦のボルスカヤB日本攻めのシーンです。オーストラリアはBLK e-sportsの1チームで代表メンバーが構成されていたのですが1チームが代表に選出されているだけあって持ち前の連携力を活かしてソンブラのEMPを打ちまくっていました。

Aをオーバータイムで取りきり、Bになった段階で4分あったのですが4分で合計4回のEMPを打ちゲージ一本も取られずBを守りきりました。これができるのはチーム全体でソンブラのハックされたパックを使う意識、そして編成をパックの使いやすい機動力の高いヒーローで固めチーム一丸となってソンブラを活かす動きをしていたためです。

これを野良ランクマの目線で考えると味方にソンブラがいて拠点周りのパックをハックしていた時、ハルトが画像のような位置で守るのは全然連携が取れていません。お互いが守りたい位置で守るのではなく味方のソンブラのヒールパックを活かすためにどこで戦うか?どういうヒーローを出して戦うかを考えるとお互いを活かした戦い方が出来ます。

BLKはトレーサー、ゲンジ、Dva、ウィンストン、ルシオという全員が高機動力のヒーローを出してました。

ソンブラのウルトは与えたダメージとヒールで合計1250ポイント必要でシンメトラ、トレーサーの次に溜まりやすい上にダメージだけでなくヒールでも貯まるため貯まりやすい上に強力なウルトです。ヒーラーであるルシオはヒールとダメージの合計が2625ポイント必要でソンブラの2倍以上たまりにくいです。味方にソンブラがいたら積極的にヒールパックを使ってあげましょう。

味方にソンブラが出た場合、高速でソンブラのウルトをためて1回目の集団戦でEMPを打つ→2回目の集団戦でウルト差を活かして集団戦に勝つという流れができれば理想です。ソンブラについては以前記事でまとめられています。

アヌビス&ボルスカヤのソンブラ

またソンブラに限らずヒールする側で重要な考えは集団戦後ウルトゲージが溜まっていたらむやみにヒールを行ってはいけないということです。

ヒールすること=ウルトゲージを貯めることなのでゲージが溜まっているのにヒールするのは味方のウルトチャージを妨害しているようなものです。またヒールされる側もソンブラのウルトが溜まっていたらパックを使うのではなく他のヒーラーの近くに行きゲージを貯めさせましょう。

 

6番は主にタンクとサポの仕事です。

DPSが仕事をしやすくするためラインハルトで前線を押し上げる、ファラを仕事しやすくするためマーシーでヒール、攻撃ブーストを与えるという仕事があります。

野良ランクマではファラマーシーが強いと言われていますが簡単に連携が取れてDPSをサポートしやすいためですね。

上の動画(動画情報Rokuroさんよりいただきました。ありがとうございます!)ではDvaの素晴らしいマトリクスによりルシオが瀕死のところでトレーサーに倒されずすんでいます。地味ですがこれは味方がキルされることを防ぐという非常に大きな仕事をしています。

この仕事は敵をキルすることと同じくらい価値のある仕事です。

他にはトールビョーンやシンメトラが出ていた場合タレットのある位置で戦い全員に火力を出させやすくする。マーシーのウルトが溜まっていた場合一箇所でまとめて死ぬ。メイが出ていた場合分断しやすいような位置で戦うなど味方を活かすために意識すべきことは多くあります。

まとめ

  • 相手の暴れているキャラは2ピック使ってでも止める
  • ソンブラなどの特殊なキャラがいた場合戦う場所、ヒーローを合わせる
  • 味方を倒されないようにすることはキルと同じ勝ちがある

今回は味方を活かすこと、敵を仕事させないためにはどういう仕事があるかについてまとめました。

野良ランクマでは自分の力でキャリーすることや、キルを少しでも多く取り有意に試合を進めることが重要だと思われがちですがDvaで味方をカバーしたり少しでも味方を活かすこと、敵を仕事しにくくして味方を仕事させやすくすることも同様に重要だということが今回の記事で言いたかったことです。

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