フォーカスの合わせ方・考え方

フォーカスとは

フォーカス(focus)とは英語で焦点を合わせることを意味し、OWにおいては1人の相手を複数人で狙うことをフォーカスをする、といいます。

同じ敵をしっかり狙えている場合にはフォーカスが合っている、逆に各々が違う敵を見てしまっている場合にはフォーカスがばらけていると表現されます。

基本的にどの構成でも乱戦時にフォーカスが合っているチームの方がキルが発生する確率が高いので、試合を有利に進めることができるでしょう。

特にダイブ構成において集中したフォーカスが行われ、フォーカスのしっかり合っているチームほど強いチームと言われています。

フォーカスを行うメリット・デメリット

メリット

人数差を作り出すことが出来る

フォーカスを行うメリットはここに集約されます。

一人だと狙いたい相手を倒しきれないので人数をかけて狙って倒そう、という単純な考えですね。フォーカスを合わせる事でキルスピードが上がっていき試合展開をスムーズに進めることができます。

もしダメージを与えたとしても、倒しきれなければ相手のヒーラーに回復されてしまうので意味がないですから、倒しきるというのは非常に重要な要素になります。

デメリット

フォーカスを行うということは、複数人で一人の相手を狙う訳なので、3人で狙っている場合には理論上他の場所で3vs5の戦いが行われていることになります。

ここで一人を倒すのが長引いてしまうと人数差によって他の味方が倒されてしまい、最終的にこちらが不利になってしまいます。結局最初に狙った一人すら倒しきれなかった場合などが最悪のパターンです。

このデメリットを発生させない為にもフォーカスする相手は慎重に選ぶ必要があります。

フォーカスを合わせるには

今回はフォーカスを合わせることが大事なダイブ構成でのパターンを想定していきます。

ウィンストン・D.va・トレーサー・ゲンジなどの機動力の高いヒーローを主軸に構成されているダイブ構成ですが、この構成の長所は移動スキルの届く範囲にいる敵なら誰でも攻撃を通すことが出来る点にあります。

しかし、野良のライバルプレイでこのダイブ構成のような構成になった場合、フォーカスが合わなくて倒しきれないと感じる場面がよくあると思います。

そこで、まずは一体なぜフォーカスがばらけてしまうのか考えて見ましょう。

  1. 狙っている敵が味方から攻撃できない位置にいる
  2. それぞれ視点が違うので違う場所を見ている
  3. フォーカスの優先順位が人によって違う

この3つがフォーカスが合わない大きな原因です。よってこの3つを改善する事によってフォーカスは合うようになるはずなので、一つずつ詳しく考えていきましょう。

ケース1 攻撃が届かない

一概に攻撃が届かないといっても様々なパターンがあります。

移動スキルが届かない距離にいる・スキルのクールダウン中なので跳べない・射線が通ってない・体力がなくて前線に参加できない……などなど

これらの味方の状況を加味した上でフォーカスを決めなければいけないわけですが、中々そこまで状況を把握する事は出来ません。全部一人でできればtop500くらいいけると思います。

VCを使えば楽にはなりますが実際VCがないマッチがほとんどなのでVCを使わない前提で考えていきましょう。

少し話が変わりますがダイブ構成の戦闘の段階としてポークという段階があります。このポークというのはお互いに見合いながらダメージを入れあっていくことで、ポークをしながらエリアを広げたり、ヘルスの有利を作った後に一斉にダイブをするというのがダイブ構成の基本的な戦い方になります。

大事なのはこのポークの段階でスキルを無駄に使わないことです。この段階でスキルを使わせられてしまうと、いざダイブしようという時に攻撃に参加できないという状況に陥ったり、相手に攻める切っ掛けを与えてしまうことになります。スキルは使うたびにCDが発生するので、たくさん使った方が有利なのは確かですが、特に移動スキルは生命線でもあるので、ここぞという一番有効な場面で使えるように考えてみましょう。

基本的にメインタンクに合わせてチームがダイブすることにより一気に前線を上げていくことが多いので、メインタンク(ゴリラ)をプレイする人は、ジャンプする前に味方はちゃんと一緒についてこれる位置にいるか、スキルは残っているかを一瞬後ろを見るなどして気にしてあげるとしっかりと同じ敵に対して攻撃できるようになると思います。

逆にD.vaやゲンジなどを使っているプレイヤーは上述したようにスキル管理やポジション取りを行い、ウィンストンについていけるようにしていればフォーカスがあうでしょう。

ここら辺の点を意識すれば移動スキルが届かない距離にいる・スキルのクールダウン中なので跳べない・体力がなくて前線に参加できないという点は解決します。

射線が通っていないというパターンは主に味方にソルジャーなどがいる場合に起きる問題です。この場合は射線が通っている場所の敵を攻撃してあげることで解決します。まずは射線が通りやすい高台などのエリアをキープした上で、射線が通る敵、主に手前にいるタンクにたいしてフォーカスをしかけてあげましょう。

ダイブ構成に限った話になってしまいましたが、ラインハルト構成においてもこの問題は乱戦中に発生します。こういう場合一番射程の短いヒーローに合わせるのがダメージを集中させる上で最適なので、ハルトの近くにいる敵から倒していきましょう。どうしても奥に倒したいヒーローがいる場合ルシオのスピードアンプを使って追いかけて倒しましょう

ケース2 視点が違う

6人が違う場所で戦っているので、視点がずれて見える敵が変わってしまうのはしょうがないことです。

これを解決するには2つの方法があります。

  • 一番視界が広い人のフォーカスに合わせる
  • 同じ場所にいる

上の一番視界が広い人のフォーカスに合わせるというのは、一番状況が見えているポジションにいるソルジャーやゼニヤッタなどのフォーカスコールに合わせるということです。

ただこの場合VCを使うことが必須になってしまいますね。後、場所をしっかり伝えないといけないので、マップの名称が曖昧であるこのゲームで位置の共有をするのは中々難しいです。

もう一つの同じ場所にいるというのは至極簡単で、違う場所にいるから見る敵が変わってしまうのであって同じ場所にいれば必然的に同じ敵を狙うこと出来ます。この場合に意識することは二人一組、ツーマンセルで動くという事を意識するとやりやすいです。

機動力の高いウィンストンとトレーサー、ゲンジとD.va、射線が同じであるソルジャーとゼニヤッタなどが一緒に行動して強い組み合わせの例になります。

そもそもフォーカスを合わせる事に必要以上の人数をかけるのも勿体無いですし、2、3人程度で固まって動けるとお互いのカバーという観点からも非常に効率的に戦闘を行えるでしょう。

ケース3 優先順位が違う

最後になりましたが、ここが一番難しいところになります。正直この考え方が同じなら自然とフォーカスは合ってくると思います。

フォーカスにも種類があって、ファーストフォーカスその後のフォーカスの二つに分かれます。

どちらも名前通りですが、明確にフォーカスの合わせ方が変わってきます。

ファーストフォーカスについてはケース1で書いたようにメインタンクに合わせるのが基本でサポートヒーローを狙うことが多いです。

その後は乱戦が発生し、この時に一番フォーカスがばらけます。この時にこそ孤立した味方を出さないように、ケース2で書いたツーマンセルの動きを意識するとフォーカスも合いやすく良いですね。

この乱戦時のフォーカスのブレはダイブ構成でなくてもどの構成でも起こることで、ここでどちらのキルログが早く流れるかは大きく戦況を左右します。

ここで必要になるのが状況判断力、視野の広さ、ゲーム理解度などなどで経験を積んで慣れていかないとどうしようもないものですね。(ここでVCでフォーカスコールをしてくれる人がいると本当にありがたいので是非使いましょう)

今回は少しでも考え方の足しになるようにフォーカスを決める為の条件を羅列していきます。これらの情報を総合的に判断してフォーカスが決まります。

フォーカスの条件

味方も一緒に狙える

ケース1でも話しましたが、味方も狙える位置にいないとそもそもフォーカスが成立しないのでしっかりと確認しましょう。

この目安としてワンジャンプで行けるというのが大体の目安になります。ジャンプというのはゴリラのジャンプ・D.vaのブースター・ゲンジの風斬り・トレーサーのブリンク等の事をさしています。ジャンプスキルには相手にぶつかることでダメージが出るスキルが多いので、ジャンプで届く距離というのは非常に重要な要素になっています。

ゲンジの風斬りが15mなのでメートルでいえば大体20m以内を目安にしてください。

サポートヒーロー

一番優先的に狙わないといけないのがこのサポートヒーローです。サポーターを倒すことで相手の回復手段がなくなるのでその後の戦闘の展開が非常に有利になります。

大げさにいうと倒しきらなくてもヒールがされないので、フォーカスをしなくてダメージを出し続ければそのうち敵を倒すことができます。

アナやゼニヤッタといったヒーローは逃げる為のスキルがないのでワンジャンプで飛び込める位置にいる場合は積極的に狙っていきましょう。

マーシーが出ている場合は先に倒さないと蘇生されてしまうので狙える位置にいる場合は積極的に狙って行きたいですが、回避性能に優れているので狙って倒しきれるのかを考える必要が出ます。逃げ道となる敵の位置や、ガーディアンエンジェルを使ったかどうか確認した上でフォーカスをしましょう。

蘇生をする為に飛んできたところが一番の倒すチャンスなので、一人相手を倒したあとはマーシーが飛んでこないか意識してみると良いでしょう。

意外とルシオは無視しがちですが、集団戦が長引くとルシオのヒールは馬鹿にならないので、前にヒールする為に出てきたタイミングでしっかり狙って倒しましょう。

スキルを使った敵

スキルを使って飛び込んで来た敵は、次のスキルのクールダウンが上がるまでは移動スキルを使えないのでフォーカスの対象になります。

また、そもそも移動スキルを持っていない敵も狙えば確実に倒せるのでフォーカスしやすいです。

特に風斬りを使ったゲンジやジャンプを使ったウィンストンなどは狙えば簡単に倒せるので、相手のスキルを確認するのも大事です。

無敵スキルを持っているメイ・リーパー・ザリアなども同じくですね。

孤立している敵

裏やサイド、高台などに一人でいる敵を狙いましょう。孤立している敵というのは裏を返せばフリーということなので、放置しておくとダメージを出されて厄介です。

うろうろしているマクリーなどのキャラを見つけたら先に倒してしまいましょう。

ここで一つ問題なのが、集団戦が始まった後に孤立している敵を狙いに行くと、前線から離れることになるので前線が崩壊する可能性があるということです。裏にいる場合は全員で反転できればいいのですが、高台などにいる場合はどうしても全員で行くことはできません。

なので集団戦後に孤立している敵を狙いに行きたい時は、相性の良い1人(かけても2人)のヒーローだけで行くのが最善になります。

マクリーに対してD.vaが、ウィドウに対してゲンジが絡みに行くような場面ですね。こういう場合はフォーカスとは少し変わってくるので注意が必要です。

浮いている敵

孤立とは若干違うのですが浮いている敵というのがあります。これは相手の戦線が延びてしまって、敵が集団から少し離れて”浮いている”ということですね。

良い画像がないのですがこの画像でいうとソルジャーみたいな位置にいるやつですね。

集団と離れて行動しているので、集団とこのソルジャーの間に向かって飛ぶことでソルジャー分断し、集団方向に戻れないようにして孤立させることが出来ます。浮いている敵に関してはこの分断するという動きが有効です

また、ラインハルト構成で良くあるのが縦に戦線が伸びている場面です。そういう時は決まってラインハルトが浮いてます。大体敵のラインハルトと後衛の間にウィンストンのバリアが1個入るくらい空いてたら浮いてます。その間にジャンプして分断してしまいラインハルトを倒しましょう。

Ultを持っている敵

Ultを持っている敵は優先的にフォーカスする対象です。

特にザリア・ゲンジ・ラインハルト・ルシオなどのUltは使われると戦況をひっくり返されてしまう可能性があるので、相手がUlt持ってそうだったら早めに倒してしまいましょう。

フォーカスを受けることにより相手の判断力も鈍り、最適なUltの使い方をさせないこともできます。

慣れてきたら、味方のゲンジがUltをもっているから先にゼニヤッタをフォーカスしてUltを使わせよう、などの戦い方を選択できるようになると戦闘の幅が広がります。

しかし、Ultを持っているゴリラやD.vaをフォーカスしてしまうとUltを使って体力を回復してしまうので、敵を早く倒したい場合はフォーカスを後回しにするのも一つの手です。

厄介な敵

放っておくと致命的なダメージを出されてしまうヒーロー、主にディフェンスヒーローなどですが、こういう敵はフォーカスしてしまえばダメージを出せないという特徴があるので早めに処理してしまいましょう。

高火力になっているザリアも放っておくと暴れるのでこの厄介な敵の部類に入ります。

また、味方にファラがいる場合のマクリーなどの構成的にアンチピックとなっている厄介な敵も先にフォーカスする対象です。ただ全く狙えるヒーローがいない場合は、完全に無視して他のヒーローを倒してしまうしかないです。

ヘルスの減っている敵

ヘルスの減っている敵は狙えばすぐに倒れるのでフォーカスするメリットがあります。目安としてはヘルスが半分を切っているくらいが狙いたいタイミングです。

ただダメージを与えた敵のヘルスしか見ることが出来ないので奥の敵が瀕死になっている場合などはVCでの報告が必要になります。

ここで問題になるのがヘルスが減っている敵は少し時間がたつと回復してしまう点です。迅速な判断が必要になるので意外と難しい要素です。

テクニックとして、ヘルスの減っている敵をフォーカスする時に、回復をされないようにゴリラのバリアで囲ったり、(アナの弾なら)D.vaのマトリクスで消したり、自分が壁になってヒールをブロックしたりすることが出来るので意識してみると倒しきれないという場面は減ると思います。

 

Ult中の敵

龍撃剣発動中のゲンジやタクティカルバイザー発動中のソルジャー76、バレッジ中のファラなどは放っておくと厄介なので狙える場合は狙って倒しましょう。無理に倒す必要なないので無理そうなら逃げましょう。ただUlt中のマーシーに関しては狙うのが難しいので、マクリーやウィドウでないなら放っておくほうが得策です。

不和・阻害が入っている敵

ゼニヤッタの不和のオーブ、アナの回復阻害瓶が入っている敵は視覚的にも分かりやすいので全員のフォーカスも合いやすく、効果も強力なので積極的に狙っていきたいです。

ゼニヤッタをやる場合はあまり不和を動かさず、味方が狙いたい敵、狙って欲しい敵に不和をつけてあげると上手くフォーカスが合うでしょう。

手前の敵

奥にいる敵はワンジャンプで飛べないところにいるし、特にヘルスが減ってたり孤立している敵もいないという場合はとりあえず手前のタンクから削りましょう。

ポークの段階などは基本的に手前から狙うことになると思いますが、手前なら確実にフォーカスもあうのでどうしてもフォーカスが分からなかっり、Ultを早く貯めたい場合はここから狙いましょう。

ポイントにいる敵

これは攻撃側での話になりますが、どのゲームモードにおいてもペイロードやCPなどのポイントにいる敵を殲滅しないとキャプチャーが進むことはありません。敵がどんどんリスポーンしてくる状況においてはポイントにいる敵からしっかり順番に倒していきましょう。

フォーカスの優先度

上の要素を踏まえた上で優先度を考えていきましょう。ここは個人の考えも入ってしまうのでご了承を。

ワンジャンプで行ける範囲にいると仮定して

瀕死の敵Ult中の敵厄介な敵浮いている敵スキルのない敵ヘルスが半分以下の敵Ultを持っている敵不和・阻害の付いている敵サポートヒーロー200族その他

のような順番になると思います。この中の要素が重なっていくと順位はどんどん上に上がっていきますね。どちらかというとキルスピードを優先したフォーカスの順番になっているので状況によってはまた変わると思います。

フォーカスの順番についての考え方

面倒な敵から倒す、という考え方が大事になってきます。

面倒な理由は 火力・スキル・Ult・プレイヤースキル など様々ですが、どのヒーローが一番ダメージを出しているのか、どのヒーローを放っておくと味方が倒されてしまうのか、という観点で状況を分析できれば自ずとフォーカスの順番は分かってきます。

考え方の例
  • スキルが面倒なヒーローなので、今スキルを使ったから次のスキルのCDが上がる前に倒そう・スキルを無効化できる自分が倒そう。
  • Ultが面倒なヒーローだけど、こいつはさっきUlt使ったからまだそんなに脅威ではない・今は持っているからすぐに倒したい。
  • 味方にファラがいてマクリーが面倒だから先に倒したい、でもこのマクリーは全然弾を当ててこないから気にしなくてもいい。
  • ファラが面倒だけど狙えるヒーローがいないから無視しよう、でも狭い部屋に入ってきたから狙おう。
  • ラインハルトを倒したいけどアナのヒールが面倒で倒せないからアナから狙おう。
  • 味方のサポートがずっとゲンジに絡まれているからゲンジから狙おう。

上の例のような感じでしっかりと理由を持ってフォーカスを決めることができれば間違いという事はないはずです。

状況によって正解不正解はありますが、決まった正解というものはないので勝ったら正解、負けたら不正解だと思って考えながらやっていきましょう。

他の考え方は倒せる敵から倒す、などですね。これが一番簡単です。

これは倒しやすい敵からどんどん倒して人数差による火力差で勝つことを目的としています。倒せる敵を見つけてしっかりキルを拾っていきましょう。

まとめ

長々と書きましたが、一番簡単なフォーカスを合わせる方法はVCを使うことなので是非使いましょう。後はどれだけ味方に注意を配って合わせることが出来るかですね。

それとレートを上げたいなら一人で狙った敵を死なずに倒しきる立ち回りを練習した方が早いです。ありがとうございました。

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