HarmoniXコーチpoppo21の考えるチームとしての常識

0.この記事を書くに当たって

HarmoniXのコーチをしているpoppo21です。こちらの記事では、チームプレーを重点に書かせていただいております。チームを作ることやチーム活動の流れについては、ANG.D所属のHAYAMIN選手が分かりやすく書いてくださっているので、こちらの記事も併せて御一読して頂けると幸いです。

存続できるアマチュアチームを作るためには

1.ソロランクマとチームでの戦い方の違い

ソロランクマの場合は個人でのキャリーする力が割と大事です。具体的にはソロキルや体力差を作ることです。一方でチーム活動の場合は、次のウェーブでどういう風に攻めるか戦術を決めて、それを実行して行く方法が一般的だと思います。チーム活動の際は、チームの戦術に合わせた動きが大切です。

例えばこの動画のRPG側のLLYDIA選手とYNNNNNNN選手のDPSの合わせが良い例です。LLYDIA選手のウィドウで一発当てた後、報告を受けたYNNNNNNN選手のトレーサーがWGSH選手のウィドウに絡みに行き、キルを取るといった動きです。特にソロランクマの場合のトレーサーは、タンクかゼニをフォーカスするか、お互いのウィドウ勝負の前に、ウィドウに絡みに行くことが多いのではないでしょうか。
先程はチーム戦術の中でもDPS同士の連携が強い例でしたが、次はチーム単位での例を見てみます。

こちらの動画では、RPG側は全員で固まってキャプチャーゾーンの中とその近くの建物内を利用して交戦を行い、D.vaのマトリックスを使って敵の火力を最小限に抑えようとする動きが見られます。しかし、LLYDIA選手のマクリーが門の辺りでフリーに火力を出せる位置にいるので、SZ側はNEICHEL選手のウィンストンとSAIKA選手のディーバでフォーカスしに行っています。そして、ウィンストンのウルトでマクリーをソロキルできると判断した為、D.vaはキャプチャーゾーン側に戻ります。一方キャプチャーゾーン内では、ASIANSUSHI選手がマーシーのウルト(エリア内蘇生の時代)を持っているので、SZの選手達はキャプチャーゾーン内もしくはその周辺で落とされるようにしています。マーシーのウルトで三人を蘇生後、GARADEN選手がルシオのウルトを撃ち、人数差と体力差を確実に作ってこのマップの勝利を確実なものにしています。

2.チーム練習の方法とスクリム時の意識

チーム練習は基本6人以上集まったときに行い、主にスクリム(チーム戦)や戦術の確認、ランクマッチなどを行います。スクリムを行う場合はこちらのディスコードと呼ばれるVCソフトを用いて、対戦相手のチームを探します。日本で2017/10月現在主にスクリムを探すサーバーはOverwatch JP Team vc Teamサーバーです。

その際に、チームとしての目標や個人の目標を明確にしながら行うと、チームの成長が早くなります。目標は意識することを目標にする場合や、強いチームの戦術を再現するといった目標が多いかと思います。前者の場合の例は、①最初に落とされた人が人数報告を徹底する。②トレーサーがタンクに対して火力を出す。③ルシオ使っている場合は後衛に飛び込まれた時にヒーラーを守り、敵が飛び込んできていることを報告する。などです。後者の場合は、事前に強いチームの動画を全員が見て、各ロールのキャラがどのように動いているか、もし相手が動画で起きたこと以外の動きをしてきた場合はどうするか、話し合っておくと良いです。

強いチームの動画を真似すると言っても、どのチームを真似すればいいのか分からない事があると思います。自分たちの場合は、最初にメンバー全員の自信のあるキャラをお互いに把握して、その中で自分たちでも出来そうな編成をOWの大会動画から探してきていました。ちなみに自分たちがよく見ていたのは、APEXと呼ばれる海外で開かれるOWの大会です。この大会は全世界でトップクラスのチーム同士の戦いを見ることができます。ただし欠点もあり、これはどのOWの大会にも言えることですが、大会動画は俯瞰視点ではなく個人視点で撮影していることが多く、チーム戦術が分かりにくいと思います。その際は、チーム戦術が理解できるまで何度も見直してみると良いです。見ているうちに少しずつですが分かってくると思います。

チーム戦を行った後は、もし試合動画を撮影しているならその動画を見ます。(動画視聴は毎回じゃなくても、試合直後じゃなくても良い)各自で見るかチームで見るか、そこはチームによってバラバラだったり、時間があるときは全員でそれ以外は個人で見ておくなど、色々と種類があります。
動画を見るか判断する際に、戦術面の反省や試合内容を確認したいかどうかで私なら判断します。VC面の反省が主に出ている場合は、戦術面の遂行率も低い事が多いので、動画は個人で見るか見ないかをひとりひとりに任せて、スクリムを行う回数を増やします。

3.チーム内のVC

基本的な戦術のオーダーを出す人はメインタンク、リーダー、ヒーラーの人がやることが多いですが、そのウェーブでの戦術の提案があるなら、その人は積極的に提案してみましょう。自分はオーダー出すことが多かったのですが、自分の提案したオーダーで交戦に負けてしまった場合、次の交戦をどういう風にすれば勝てるのか、頭が回らないことが多かったです。基本的に一度出した戦術のオーダーは相手に対策されない限りは使えるのですが、頭が回っていない時は相手に対策されているオーダーを出してしまって、よく試合に負けていました。ですので、次の交戦方法は複数の人で提案し合って頂けると幸いです。

特に誰かがウルトを持っており、それを使って仕掛ける場合は持っている人がどういう風に交戦したいか言った方が良いです。(ex パルスボムをタンクに付ける、グラビトンサージを後衛に向かって撃つ)

相手のウルトが何を持っているかは、基本的にはヒーラーの人が管理することが多いです。しかし、相手のウルトを見た場合の報告は全員で行います。

先程例に挙げた敵味方の人数報告は最初に落ちた人がやります。これを行うことで、交戦中のメンバー全員が人数差を把握でき、ウルトの無駄撃ちを減らすことができます。

フォーカスコールは全員で行う場合とメインタンクが言う場合、2~3人で行う場合など色々とあります。最初は全員でフォーカスコールを行うと、フォーカスする意識がメンバー全員に芽生えるので、おすすめです。段々慣れてきたら、自分たちに合ったフォーカスコールが見つかるはずですので、そちらの方に切り替えてみると良いと思います。

4.チームを始めたばかりの時に躓くポイント

長期的にチーム活動を行うのは非常に難しいので、自分が過去に躓いたポイントをまとめておきます。

一番よくあるのがチームの方向性の違いだと思います。これは意識して回避するのは難しいので、そうなった場合は早めに対処した方が良いと思います。典型的な例として、ある人はモチベが高くある程度真剣にやって強くなりたいが、他の人はエンジョイで楽しみたい場合が挙げられます。

逆に全員が注意していればある程度回避できることは二つあって、1つ目は集合時間は厳守した方が良いことです。チーム活動のモチベが低下して、最悪チーム内で亀裂が生じることがあります。

2つ目はメンバー同士の言動には細心の注意を払うことです。相手が傷つかないようにすればよいのですが、相手に対して強く言ってしまう人は注意して欲しいです。
あと、可能であれば、メンバー間は仲良くした方が良いです。お互いに意見が言いやすい環境だと非常にチーム活動がしやすいと思います。可能なら別ゲーとかやれる仲になっておくとチームが長く続く傾向にあります。

 

長々と書かせて頂きましたが、一人でもチームに興味を持っていただける方が増えたら幸いです。
ありがとうございました。

筆者:poppo21(@gspoppo21) Team:HarmoniX

The following two tabs change content below.
管理人

管理人

このサイトの管理人。 寄稿記事などを管理人名義で投稿しています