4TANK・クアッドタンクコンプとは

今回は4タンク構成(クアッドタンクコンプ)について簡単に紹介していきます。

この構成はOWLでの試合において、Dallas FuelがHorizon Lunar Colony のAポイント攻撃に使用していた構成です。
Dallasはこの構成で相手に対応の暇を与えるまもなくAポイントを奪取し、続くBポイントも奪取する事に成功しています。

それ以降、Horizon Lunar Colonyでの攻撃において他のチームもこのコンプを採用し始め、現在プチブームとなっています。

↓Dallas Fuel VS LA VALIANT での実際の攻撃の様子

↓Seoul Dynasty VS NYXL でのクアッドタンク 

コンセプト

この構成のコンセプトは、超至近距離での肉弾戦に特化するというもので、狭いキャプチャーエリア内でタンクが暴れまくり敵をなぎ倒していきます。

クアッドタンクのポイントとして、サポートにはルシオとモイラが起用されるのがポイントです。

ルシオがピックされる理由としては、敵に近づく為にスピードブーストが必須だからです。

ではなぜモイラが選ばれるのかというと、タンク4人にヒールを回す為です。モイラのヒールは近くにいる味方全員に対して効果を発揮するので、全員が固まって進んでいくこの構成にとても相性が良いヒーラーになっています。

しかし、モイラといえどタンク4人のヒールを支え続けることは出来ません。モイラが回復をする為には敵を攻撃してゲージを貯める必要があるのですが、回復で精一杯なのでそんな暇はなく、回復オーブを使用しても30秒も戦闘すればヒールリソースが切れてしまいます。

その問題を解決するのがモイラのUltであるコアレッセンスになります。上のクリップ、特に2つめを見た人は分かると思いますが、この構成のモイラのUltはすぐに貯まります。早ければ20秒程度で貯まることもあるUltです。この最速で貯まるUltを使って敵を押し切るまでがこの構成の強さです。

また、全員で前に押していく構成なので、他のサポートを選ぶと取り残されて倒されてしまいます。ルシオとモイラなら自衛力が高く、タンクと共に行動で出来るので問題がありません

タンクは近距離での火力が高い、ラインハルト・ザリア・D.va・ホッグが基本的に選ばれます。

場合によっては火力を増す為、3TANK+1DPSにする場合もあります。その場合は短期火力として微妙なザリアをリーパーやジャンクラットなどのヒーローに変える場合が多くなります。

あくまで短期決戦に対して強い構成なので、長引くとヒール量が足りずにアグレッシブに動くことが不可能になり、タンクを撃つことによりすぐに貯まる相手のUltによって壊滅させられます。固まって相手を轢き倒して進むイメージを持って戦いましょう

使えるマップ

キャプチャーポイントを奪取するマップで、戦闘範囲が狭いマップにおいてパフォーマンスを発揮します。

上でも紹介したルナコロA攻撃を代表に、Lijang TowerのコントロールセンターOasisのUnivercityなどが実際に使われているマップです。

また、Kings’RowやハリウッドのAポイント攻撃などでも有効に使うことが可能だと思われます。

逆に、高台に囲まれているマップだったり、キャプチャーポイントを踏むことによって相手を強制的に戦わせることが出来ない、ペイロードルールや防衛側では上手くいきにくい傾向にあります。

ルートや当たり方を工夫すればどのマップでも使うことは出来ますが、基本は直線的に突っ込んで戦うだけなので、作戦でもない限りはかなりマップを選ぶ構成です。

タンクを4人出すという特性上、相手はのUltも貯まりやすく、初動のお互いにUltがない状態での戦いで一番強さを発揮します。コントロールマップ以外は、一度無理だったら別の構成に変えることをオススメします。

↑Oasisでのクアッドタンク

動き方

動き方は簡単で、ハルトについていって目の前の敵を倒すだけです。他のタンクはハルトの前進をカバーする事が仕事です。

サポート、特にモイラが倒されるとほぼ負けになる構成なので、チョークポイントを抜ける際などに倒されないように気をつけましょう。

モイラのヒールオーブが重要なヒール源になっており、D.vaのマトリクスによって消されると厄介なので、早めにD.vaを潰せると楽に戦えます

ハルトのチャージやホッグのフックによってワンピックを取る事が出来るとグンと勝ちに近づきます。逆にキルが発生しないと負けに近づいていくので、余裕があるうちに大胆にせめて有利を奪いましょう

この構成での動きで重要になるのが、しっかりと集まってから攻めるということです。目標から一番近く、敵の射線が通らない場所に集合し、全員万全の状態なのを確認してから、スピードブーストで一気に攻めあがります。

また、ルナコロなどのチョークポイントからキャプチャーポイントまでの距離が長いマップでは、一度休憩を挟むことも大事です。先程のクリップでいうと左の部屋の中で小休止を入れていますね。ここで、ラインハルトの盾、D.vaのDMなどを回復します。いざ戦闘という状況になった時に、スキルをもう使ってしまった状況で戦うことになると非常に不利に立たされるので、小さなことですがとても大事なことですね。

ただ、ルシオのアンプなど全部回復させようとして時間をかけすぎると、相手にも対応する時間を与えてしまうので注意が必要です。

※チョークポイント:必ず相手の攻撃を受けてしまう狭いエリアなど

ルナコロ攻めの例 正面強行は野良だとオススメしません。

この構成の弱さとして、サポ2人のUltが弱いので受けるのが得意ではありません。タンクUltを上手く組み合わせがなら攻め続けましょう。

各キャラの役割

ラインハルト:チョークポイントを抜ける時と距離を詰めるまでの盾、殴り合いになった時のメイン火力
ザリア:ラインハルトがプッシュする際のバリアによる援護、ダイブされたサポートへのバリア、その後エネルギーチャージによる火力
D.va:ジャンクラなど高火力のスパムに対するDMによるカバー、散弾での火力
ホッグ:フックによるワンピック、自己回復によるヒール量を補う、散弾での火力
ルシオ:スピードアンプによる迅速な進軍、乱戦時の範囲回復
モイラ:ヒールオーブ、メインによる範囲回復
DPS(入れる場合):火力増強

対策

クアッドタンクを止めるのに一番効果的なのはサポートを倒すことです。生命線であるサポートを倒すことが出来ればクアッドタンクは簡単に崩壊します。

しかし、モイラはフェードで逃げてしまうので倒すのは難しく、もしダイブ構成を選択しているなら狙うのはルシオかバリア使用後のザリアになるでしょう。フェードを使ったのを確認したらモイラを早めに倒したいところではあります。

ハルトやオリーサでの構成の場合は無理にポイントに絡みに行かず、できるだけ遠距離でのダメージレースを挑みましょう。キャプチャーポイントの一本目や二本目までは取られても問題ありません。その戦闘に勝ってしまえば次からは貯まったUltで戦い続けられるので、最初の戦闘に勝つことが一番重要です。

ジャンクラットはクアッドタンクへのカウンターになりえます。どこに撃ってもメインのグレネードは当たるので、最速で貯めたRIPタイヤによってサポートをキルして形勢逆転を狙いましょう。モイラのフェードで躱されるのには要注意。

まとめ

マーシー全盛期でも強かった構成なので、今の環境なら更に見る機会は増えるのではないでしょうか。

ルシオモイラというサポートコンビを見る機会は増えましたが、奇抜な構成だけにライバルプレイで使用するのは提案しない限り難しいとは思います。ただ、細かい連携などは必要ない簡単な構成なので使うことが出来ると面白いですね。

オーバータイムでAだけ取れば良いという状況において、相手のトールビョーンやシンメトラに煩わされることもない構成なので、そういう時に選択肢に入れられると強いと思います。

The following two tabs change content below.
Mutsumi

Mutsumi

睦水です。サーバーの管理兼記事の投稿をしています。 何かありましたらコンタクトフォームか掲示板、又はtwitterまでお願いします。